【中出し】 彼女色に染められる 【d_538205】
大学のゼミにいる先輩。 いつもゼミ室で見かける彼女は、 無口で物静かで、どこか物憂げで、 とても字のきれいな人だった。「……きれいな指、ですよね」 二人きりのゼミ室で、初めて声を掛けられて。 それから僕は先輩を目で追うようになった。 少しずつ話をするようになって。 気が付けば好きになっていて。「好きです……先輩のことが……」 先輩が就職活動でゼミに来なくなる最後の日。 ぼくは人生で初めての告白をした。「……私、普通じゃないから……」「優しくされても、感じないの」「動けなく、されて……叩かれたり、とか…… 首とか、締められたり……乱暴に、されないと……」「それでも、私色に染まってくれる?」 それが先輩の返事。 先輩の言ってることは分からなかった。 僕は先輩を繋ぎ止めるために、 震える声を絞り出して答えた。「お……教えて……もらえ、たら……」 それこそが、先輩の求める答えだった。 僕を彼女色に染める答えだった。 気が付いた時には、もう遅く。 僕は先輩に誘われるがまま。 どうしようもなく、彼女色に染まっていく―― 地味眼鏡の先輩に、 性癖をねじ曲げられる137ページ。 PDF版データ入り