【中出し】 氷室紫音の秘密 〜暴かれた弱点〜 【d_537734】
氷室紫音――誰もが一目置く存在。 端正な顔立ちに、流れるような黒髪。その先を彩る紫のリボンが、彼女の気品と威厳を象徴していた。 学業成績は常に学年トップ、礼儀作法も完璧。冷静沈着で隙のない立ち振る舞いから、周囲の生徒たちは敬意と畏怖を込めて、彼女を「氷の女王」と呼んでいた。 誰よりも聡明で、誰よりも気高い。紫音自身も、それを自覚し、誇りとしていた。 ――だからこそ、それが崩れることなど、あってはならなかった。 放課後、人気のない教室。 机の上に置かれたスマートフォンの画面が、暗闇に不気味な光を落としている。 紫音の指先は、微かに震えていた。 「……これは、一体……?」 画面に映し出されたのは、彼女自身だった。 それも、誰にも見せたことのない、絶対に見られてはならない姿――。 個室の扉を閉め、制服を乱しながら腰を下ろす様子。 外からは決して見えないはずの密室で、紫音はたしかに無防備でいた。 そのすべてが、はっきりと録画されていた。 「学園の誇り高き氷室紫音にも、こんな無様な一面があるとはね」 背後から響く冷たい声に、紫音の心臓が跳ねる。 これはただのいたずらではない。この映像を持つ者は、彼女の運命を左右する力を手にしていた。 今までは、他者の視線など意に介さなかった。だが――。 「……何を求めているの?」 紫音は必死に冷静を保とうとする。 けれども、手のひらに滲む汗が、その動揺を物語っていた。 絶対的なプライドが、音を立てて崩れ落ちていく――。※ セリフ等はございません。※ 想像で楽しむイラスト集です。※ 登場する人物・団体・名称は架空であり、実在のものとは関係ありません。